Purge先生のDota 2 Guide – メカニクス

Purge先生のDota 2 Guide – メカニクス

Purge先生のDota 2 Guide – ヒーローの役割

ヒーローの役割の続き、いわゆるその5
尚このDota 2 GuidePurge先生が書かれたものを翻訳しています。[1]許可もらったよ♡

Mechanics メカニクス

Dotaを効果的にプレイする一般的なガイドラインを学んだので、メカニクスとアイテムのニュアンスを知りましょう。

Stats ステータス

Dota 2には、ストレングス(STR)、アジリティ(AGI)、インテリジェンス(INT)の3つの基本的なステータスがあります。全てのヒーローは主属性があり、他のステータス以上に恩恵を受けられます。キャラクター選択画面は主属性によってグループ分けされています。

レベルを上げるか、アイテムを購入することでステータスを上げることができます。

1ポイントのストレングス(STR)による効果:

ストレングス以外のヒーローの場合
・+18HP
・+HPリジェネ0.55% /秒
・+0.08%魔法耐性

ストレングスヒーローの場合
・+1攻撃力
・+22.5HP
・+HPリジェネ0.6875% /秒
・+0.1%魔法耐性

1ポイントのアジリティ(AGI)による効果:

アジリティ以外のヒーローの場合
・+0.16アーマー
・+1攻撃速度
・+0.05%移動速度

アジリティヒーローの場合
・+1攻撃力
・+0.2アーマー
・+1.25攻撃速度
・+0.0625%移動速度

1ポイントのインテリジェンス(INT)による効果:

イントヒーロー以外の場合
・+12マナ
・+1.8%マナリジェネ
・+0.07%スペルダメージ増幅

イントヒーローの場合
・+1攻撃力
・+15マナ
・+2.25%マナリジェネ
・+0.0875%スペルダメージ増幅

ステータスに関しての注意事項:

・ほとんどのヒーローは、主属性を他の属性よりも多く上昇しますが、必ずしもそうではありません。
・ストレングスヒーローは、平均よりストレングスの上昇量が多い為、殺すのが難しいです。いくつかのヒーローは、基礎アーマーとアジリティの上昇量も多いので、アーマー値にも気を付けてください。
・アジリティのヒーローは、しばしば通常攻撃で最もDPS(1秒あたりのダメージ)を出します。これは、アジリティの1ポイントが攻撃速度を1上げながら1ダメージを増加させるためです。より速くより強く攻撃できるので、ダメージ効率が良く、アジリティーヒーローはしばしばキャリーになれることを意味します。全ての属性ごとにキャリーはいますが、多くのキャリーはアジリティヒーローです。
・インテリジェンスヒーローはHPとアーマーが低いので殺すのが最も簡単ですが、マナプールが大きく、スペルダメージが高いです。多くのイントヒーローはサポートですが、すべてではありません。

ダメージの種類

Dota 2には3種類のダメージタイプがあります。

物理ダメージ

全てのヒーローは通常攻撃を持っているので、物理ダメージは最も一般的なダメージです。いくつかのスペルで物理ダメージ属性の物もあります。

物理ダメージはいくつかの方法で減らすことができ、最も一般的な方法はアーマーです。アーマーの計算式は少し複雑ですが、ステータス欄にマウスカーソル重ねると、物理ダメージ減少率が表示されます。

この例では、Mrophlingは15.6のアーマー(13.6のアジリティによるベースアーマー、Ring of Aquillaによる2のアーマー)で48%の物理ダメージ耐性を持っています。もしPlatemailを買えば、10アーマーを手に入れ、Morphlingの物理耐性は60.56%になりますが、どの程度の価値があるでしょう?もう少し計算することは可能ですが、別の方法で簡単に可視化できます。

もしヒーローが体力満タンの状態から物理ダメージしか貰わないと仮定すると、1アーマーにつき、~6%の追加HPをもたらすことを意味します。これはそれぞれのアーマーポイントに対して同じ割合で追加されます。プレートメイルを購入すると、~60%物理ダメージに対してHPが増加したことを意味します。

もしあなたが1000HPかつ0アーマーの場合、Platemailを購入した場合、1600の有効なHPを持っています。追加のPlatemailを購入すると、物理ダメージに対してのみ2200の有効なHPが得られます。他の2種類のダメージタイプもある場合、実際の有効なHPはそれほど高くはなりませんが。

アジリティアイテムを購入することで7アジリティにつき1アーマーを増やすこともできますが、主な理由はアジリティヒーローの攻撃速度と攻撃力を上げることです。

物理ダメージを減らす2つ目の方法はダメージブロックです。ダメージブロックは、主にStaut Shield、Vanguard、またはCrimson Guardで獲得できます。また、ダメージブロックは、アーマーによる減少前の値を減らします。

つまり、相手が50ダメージを与える場合、スタウトシールドで16ブロックして34ダメージになった後、その値がさらにアーマーで減らされるということです。後半では100ダメージの内16を減らすといった感じになるので、レイトゲームよりアーリーゲームで大きな役割を持ちます。ゲーム序盤ではよい物理ダメージに対しての選択ですが、後半ではそうでもありません。

物理ダメージを減らす3つ目の方法は、Ghost Scepterを購入することです。4秒間のEthereal状態を得られます。Ethereal状態は物理ダメージに対する免疫を得られ、4秒間攻撃されなくなります。

他にも物理ダメージを減らすいくつかの方法があります。回避アイテムを購入して、相手の攻撃をミスさせる方法もあります。Glimmer Capeを購入して、攻撃しようとしたところをインビジブルになる方法もあります。攻撃速度を減少させるスペルやアイテムを使うことで、相手の攻撃速度を下げることもできます。Haven’s Halberdを購入して、相手をディスアームすることもできますし、大量のスタン構成にして、相手を攻撃できないようにさせることもできます。

これらの選択肢を組みあわせ、どういうメカニズムがうまく働くかの知識を持つことで、後半の戦闘を生き残ることができます。

もしキャリーをやっていて、物理ダメージを増やしたい場合は多くの方法があります。

・Broadswordのようなダメージアイテムを購入するか、主属性と同じステータスアイテムを購入するなど(ストレングスヒーローでGauntletを購入するとか)
・Gloves of Hasteやアジリティアイテムを買って、攻撃速度を上げる方法もあります。
・Medallion of Courageを使って相手のアーマーを減らす方法もあります。
・これらを組み合わせた効果を持つ、Desolaterを購入し、アーマーを下げ攻撃力を上げたり、Assault Cuirassを購入してアーマーを下げ攻撃速度を上げる方法もあります。
・BroadswordをDeadalusにアップグレードしてクリティカルのチャンスを作る方法もあります。
・ヒーローのスキル(例えばSlarderのウルトなど)を使って相手のアーマーを下げる方法もあります。
・Shadow DemonのSoul Catcherのようなダメージ増幅スキルを使う方法もあります。

マジックダメージ

Dota 2の2番目のダメージタイプはマジック(魔法)ダメージです。マジックダメージはほとんどのスペルがこのタイプなため、物理ダメージ同様に一般的です。

マジックダメージを減らすには、魔法耐性が必要です。

ほぼすべてのヒーローには25%の魔法耐性が最初から存在します。つまり、100のマジックダメージは減少した後に75のダメージを与えます。ほとんどのクリープは0%の魔法耐性を持ち、カタパルトは80%の耐性を持ちます。しかし、いくつかの中立クリープは、魔法耐性オーラを持っているので、スペルを使ってファームする場合は、まずそいつから殺すようにします。

この新しいメカニズムを自身のアドバンテージにするには、一時ゲームを中断し電卓を叩く必要があります。もしあなたのレベル1Finger of Death[2]Lion Ultが600ダメージを与える場合、敵が25%の魔法耐性を持っていれば、軽減されたあと450のダメージを与えるでしょう。なので、Finger of Deathを使う前に敵のHPが450を下回ったことを確かめてから使ってください。良いですね!あなたはキルを取って、敵はポーズをして計算していたことに文句を言うでしょう!

魔法ダメージを減らすために、魔法耐性を増やすCloakやHood of DefianceやPipe of Insightのようなアイテムを購入することが出来ます。

HoodとPipe of Insightはマジックシールドのアクティブ効果を持っています。Hoodで最大325の魔法ダメージを、Pipe of Insightはあなたとあなたのチームに対して400の魔法ダメージシールドをもたらします。バリアが壊れても、これらのアイテムは魔法耐性を持っています。

コアヒーローにとって集団戦中に最も一般的な魔法ダメージを減らす方法は、Black King Bar (BKB)を購入し、魔法抵抗を得ることです。魔法抵抗はほとんどのスペルの拘束とダメージを防ぎます。なので、もし敵に多くの拘束手段がある場合、Pipe of Insightを買うよりBKBを買う方が良いでしょう。特にあなたがキャリーの場合は。しかしいくつかのヒーローは、だいたいの場合ウルトで、BKBの魔法抵抗を貫通して効果を与えてくる場合がありますが、とても珍しいです。

それらに対応するには、13秒ごとに特定のスペルを防ぐLinken’s Sphereやスペルは食らう代わりに敵にも反射するLotus Orbを購入するか、味方に守ってもらえるGlimmer Capeを買ってもらうとよいかもしれません。

スキルが最大ポイントになってしまうと、魔法ダメージを増やす方法は多くないので、物理ダメージに比べて少し難しくなります。いくつかのヒーローのスペルとアイテムは魔法ダメージを増やすことはできますが、ほとんどのスキルは一度ポイントが最大になってしまうと、ゲーム後半でそれ以上強くなることはありません。イントステータスをかき集めても、多くのイントアイテムでも25INTを超えることはなく~1.56%のスペルダメージ上昇にしかならないので、効果的ではありません。

Kayaを購入して、10%の魔法ダメージ増幅を得ることはできますが、1950ゴールドかかります。

このため、スペルダメージヒーローはゲーム終盤でのキャリーにはなりません。

魔法ダメージを増やす最も良い方法

Aghanims Scepter (Aghs) でダメージが増える場合は購入するといいでしょう。すべての場合でダメージが上がるわけではなく、ほとんどの場合ウルトの利便性を向上させる効果です。ウルトがAghsの効果を受けるかどうか知るためには、ウルトのスキルにマウスカーソルを合わせてください。
相手の魔法耐性を一時的に下げるために、Veil of DiscordやEthereal Bladeを購入することもできます。
Skywrath’s Ancient Seal 、Pugna’s Decrepifyのような魔法耐性を下げるスペルを使う方法もあります。
Refresher Orbを購入して、スキルのクールタイムをリセットし、集団戦中に強力なスペルを2回使う方法もあります。
Dagonのように魔法ダメージを与えるアイテムを購入して使う方法もあります。
Octarine Coreを購入して、クールタイムを短くし、集団戦中のスペルダメージの出力量を増やす方法もあります。

Pure ピュア

最後のダメージタイプはピュアダメージです。ピュアダメージはアーマーでも魔法耐性でも変化しないので、増やすことも減らすことも困難です。レアなダメージタイプで、アーマーにも魔法耐性にも左右されないのでとても効果的です。

ピュアダメージはKayaやイントの魔法ダメージ上昇で増やすことはできますが、ビルドにあっていないのに無理に購入する必要はありません。

ピュアダメージを防ぐ最も良い方法は、一般的にはBKBを使用することです。ほとんどのピュアダメージを持つスペルや攻撃は魔法抵抗を貫通しません。いくつかの魔法抵抗を貫通するピュアダメージスキルがあります。Doom, Sonic Wave, Rupture, Midnight Pulse, Black Hole, Counter Helix, Meat Hook, Sun Strike, Impetus and Laguna Bladeなど。

アーマーと魔法耐性で防ぐことが出来ないので、HPそのものを増やす方法でしか防げません。

通常攻撃に付与されるピュアダメージは回避を積むことで防ぐこともできます。場合によってはGlimmer Cape、Force Staff、Blink Daggerを使って避けることもできます。私の好きな方法?使われる前に殺すことです。

次回はHow to Reduce Damage Done to Your Hero

関連URL

References

References
1 許可もらったよ♡
2 Lion Ult

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